97円で自分の機嫌をとる術
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「あれ?ここにあった桜の木、切られちゃってる!ひどーい」
「ほんとだ。さびしいなあ」
という会話を耳にした。じつはこの切られた木は、害虫被害ですでに枯れてしまっていて、もう朽ちるしかない運命にある木だった。木は少し前に切られていたので近所の人はみんな知っているはずだが、そうではないということはちょっと離れたところから久しぶりに来た人なんだろう。枯れていない健康な木を切り倒した、と受け取っているのかもしれない。なぜ切られてしまったのかの経緯が分かっていれば、悲しいのは害虫にやられてしまったことである。とくに今年は木の幹にたくさん穴があいてオガクズと樹液がたくさん出ているのをよく見たから、害虫が大量に発生してしまったのかもしれない。
とつぜん目にした理解に苦しむような結末にも、ちゃんとした経緯がある可能性があるということを忘れないようにしたいと考えた出来事だった。